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1999-08-07 22:22 | カテゴリ:ライブ・ヒストリー
jopic_1.jpg
曲目
(OPENING)WILD THING
BROWN SHUGER/ROLLING STONES
STND BY ME/BEN E KING
マンPのG☆SPOT/サザンオールスターズ
まつり/北島三郎
JOVI BE GOOD/CHUCK BERRY(編曲)
TWIST AND SHOUT/THE WHO
(ENCORE)
JAIL HOUSE ROCK/BLUES BROTHERS BAND

 記念すべきライブ第一弾!伊保・小松原寮ビール大会である。「やっぱり酒を原点とする我々なら、この場でのデビューが一番無難でしょう。」と言ったのはドラムのアキシタ。まったくその通りである。昼間の熱気が夕刻と共に徐々に和らぎ、提灯に明かりが灯り、寮の庭は一夜限りのビアホールとなる。集まった人たちは皆酒を飲み、お腹一杯に食べ、楽しい夕べに酔いしれている。おっとまだまだ酔うのは早いぜ。酔うのは我々の熱い魂を聞いてからにしてもらおうか。そう、無人のステージは我々の登場を今か今かと待ち構えている・・

jopic_140.jpg 色取り々々のベースボールユニフォーム姿のメンバーが徐々にステージ上に現れる。アキシタはスネアの張りを確かめる。リーダーはアンプのスイッチを入れた。GSはマイクスタンドの高さを揃え、そしてワシはエフェクターを2,3度踏んで音をチェックする。メンバーには心地の良い緊張感が漂い、観客はこれから始まるロックンロールショウをまだ予期できずにいる。
「皆さん、こんばんわー。」オープニングMCはたかぱしだ。スローなBGMをバックに、彼は今日このステージに上がれた喜びを観客に伝えると、リングアナの如く続いてこう叫んだ。
「それではメインボーカリストを紹介します。身長170cm,体重58kg、奈良県出身!オザーキー コータローーーーー!」
同時に始まったのはオープニング「WILD THING」。後姿の男が右手に立っている。背中にはマント、そしてそこには「女美」の赤い二文字。そう、ヤツだ。浩太郎がステージ上に走りこんでくる。そして彼がマイクを掴むと「WILD THING」の曲に合わせて全員が一斉に叫ぶ。
「We're the Jovi Jovers! 俺達ゃJovi Joveres!」

 流石エンターテナー浩太郎。オープニングは完璧だ。ここからギアはローからセカンドに入っていく。
「それでは世界制覇に向けた最初の曲、「BROWN SHUGER」、Here we go!」
最初の曲にロックの神様、ストーンズを持ってきたのは大正解だ。ワシはキースになりきりイントロを刻んで行く。観客の小躍りが小気味良く加速し出す。観客に乗せられ、我らもまた観客を煽り、曲はテンポ良く展開し、エントロピーは急激に増大していく。すまない皆、今は感謝の言葉を音に代えて伝える他、術がない。

 一曲目から熱しきってしまったオーディエンスを冷まさねばなるまい。ここで第一弾メンバー紹介だ。観客の期待に応えてやろう。GSオカジマ嬢&イマニシ嬢だ。彼女達は紹介されると、手に手に持っていたマラカスやタンバリンを高々と掲げてビッグスマイルを惜しみなく振舞う。続いての曲は「STND BY ME」だ。スローなベースリフから曲は始まる。渋いぜリーダー。浩太郎とGSの絡みも絶妙だ。

j_pos1999.jpg おっと皆、すっかり和んじまっちゃあいけないよ。ここでマイクロフォンはワシに渡される。
「いやあ、暑いですなあ。8月でこんなに暑かったら、12月はどんなに暑いんじゃーーーーー!」
最高のタイミングで放たれた最高のギャグだ。せっかくの熱気がクールダウンしてしまった。ここでパートチェンジ、ドラムスが本業のGSイマニシ嬢はスティックを握り、浩太郎は袖へ消える。そして現れたのはさっきまで力強いドラミングを聞かせていたアキシタだ。なんとスクール海パンにハゲヅラ、浮き輪だ。くっくっくっ、やってくれるぜアキシタ。これで夏休みの子供のハートもキャッチだ。さあ、頼むぜ。次の曲はお前の崇拝するサザンの「マンPのG☆SPOT」だ。アキシタは浩太郎に負けじとシャウトし、ワシは激しいディストーションで曲を鼓舞させる。リーダーとのユニゾンも最高だ。たかぱしのサックスも冴え渡っている。

 曲が終わりアキシタとイマニシ嬢が入れ替わると、リーダーがMCを始める。サッカー部所属でもあるリーダーは、ユニフォームの下に、サッカー部のユニフォームを仕込んでおり、何も知らなかった我らメンバーは皆一様に思った。
「おいしい。」
さあ、次の曲紹介だ、頼むよリーダー。次は何だい?「ジャパニーズブルース「祭り」」だ。
ドラムがフロアタムで重厚な和太鼓を表現する。数瞬後リーダーは叫んだ。「誰か入ってきたぞー!」
サブ・キタジマか?!いや、あれは我らが浩太郎。彼は着物に身を包み、鼻の穴が三倍ほど大きくなっている。たかぱしのサックスが曲により一層彩りを添える。歌が始まるとサブこと浩太郎はコブシを聞かせ、日本の心を懸命に伝えようとする。額は汗でびっしょりだ。しかし血湧き肉踊るとは良く言ったものだ。浩太郎の脇腹に付いたtミートがぶるぶる震えている。フィニッシュは着物がはらりとはだけ、男山の前掛け一丁になる浩太郎。イカスぜ、グレイトだ浩太郎。一瞬にして衆目を集めてしまった、流石アメリカ帰りの奈良人は一味違う。

jopic_142.jpg ここで男共の紹介だ。リーダー、アキシタ、たかぱしと、順に自らをアピールして行く。そしてワシの紹介の後、ブルージーなイントロを奏でて次の曲に突入。そう、「JOVI BE GOOD」だ。チャック・ベリーの原曲にこれでもかとJOVIテイストを効かせた至高の逸品である。浩太郎は酒、お姉ちゃん、そして音楽と、我らに欠かせない物をこれでもかと歌い上げて行く。
「分かっちゃいるけど止められない。」、「開いたチャックがふさがらない。」、「清く正しく騒がしく!」
嗚呼、胸が暑いぜ。

 時が経つのは早いもんだ。特にライブのように楽しい時間は本当に早い。この一瞬々々を大事にしたいものだ。さあ、最後の曲「TWIST AND SHOUT」だ。皆、クールに決めるぜ!今日お届けするのはTHE WHOバージョンだ。どうだい皆、お気に召したかな?さあ最後だ。目一杯ツイストしてシャウトするぜ。もう誰にもワシ達を止められやしない。

 最後の曲が終わっちまった。浩太郎、歌詞がぶっ飛んだけど大目に見るぜ。ワシも結構ミスったしなあ。でも最高の気分だ。早くこの渇きを癒しに行こう。観客に挨拶し舞台袖へと消えて行くメンバー。と、その時観客から歓声が?!
「あんこーる!あんこーる!」
嗚呼、なんてこったい。この世に神がいるのならば、あんたに一杯奢ってやりたい気分だ。観客はまだまだ俺達に冷たいビールを飲ませない気でいるらしい。俺達同様、奴らも乾いているのさ。ちくしょう、仕方がねえ。イッチョ乗ってやるか。HEY皆!もう数分だけ我慢しな。

jopic_141.jpg アンコールMCはワシだ。予期せぬ(?)アンコールに感謝し、この二人を呼ぶ。ジェイクに扮した浩太郎、そしてエルウッドに扮したたかぱし、彼らは黒ブリーフ一丁にサングラス、黒いボギーハットを被っている。天国のジェイク、そっちの酒は美味いかい?見てみな、あんたの偉業は遠く海を越えたこの日本にも息づいている。ワシ等は尊敬の念を込め二人をこう呼ぶ。
「ブリーフブラザーズ」。
アンコール曲が始まった。「JAIL HOUSE ROCK」だ。二人のイブシ銀ロックンロールがオーディエンスを再び魅了する。この夜昇華し切ってしまったワシ達は、夏の暑気と交じり合って、やがて人々の記憶に焼きついていったのだったのだった。

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